2013/10/29

毎日にありがとう。

だいぶ時間は過ぎましたが、もみじ市、ありがとうございました。
あいにくのお天気。
降り止まない雨。
ねずみ色の空。

それでもたくさんの方が集まった、もみじ市。
さすがだなぁと、思わされました。

想像を絶する環境での出店で、
笑顔も消えかけてしまいました。
楽しみに並んでくださった方達に、悲しい表情をお見せしてしまったかもしれません。
下着までグッショリ、濡れても濡れても止められないスタッフたちの手。
たっぷりの湿度に、湿気ってゆくであろう、ドーナツ達。
さしている傘も虚しく、震えて待っていてくれるみなさんへのプレッシャーに、
お天気こそ違えど2年前のもみじ市の記憶が蘇ります。

正直なところ、悔しさだけが残っています。
お天気のことなんて憎んだってしょうがないと分かりつつも、
それでも万全な形でドーナツをお笑顔でお渡しできなかったこと。
これは、どうしたって諦められないのです。


そして、みんなで戦から帰り、
美味しいご飯を食べ、お風呂に入り、お布団に入る。
支えてくれたスタッフと、同行してくれたkaffa一家の暖かさを改めて感じて、感謝の気持ちが溢れてきます。

数日後には、donuts standで過ごす毎日がはじまり、あの戦が、なんだか嘘のようで。
平穏な毎日のありがたさを痛いくらいに感じています。
同時に、自分のキャパシティも。
私には、ちょっと寂れたこの前橋の街の隅っこがちょうどいい。
近くにopenした、美術館のカフェに深く腰掛けながらお茶をし、そう思うのです。


今回も学んだことは、山のようにあり、何れにせよ貴重な体験をさせていただきました。
誘ってくださった手紙舎さん、担当してくださった新居さん、スタッフと、kaffaさん、
そしてなにより、辛い中、ふと笑顔を分けてくださった傘の下の皆様の笑顔に、本当にどうもありがとうございました!