2012/06/05

満月カフェにて。

満月カフェに来ています。
毎日でも通いたくなるような場所。
ほんわかな空気と音楽と、思い思いに過ごすお客さんの感じ。
私にとってはリラックスと言うより、リセットできる、そんな場所。
これが満月の夜、月にたった一度しかないもんだから、余計に有り難みが増すもんです。

前回もそうだったのだけれど、ここに来ると私は何故か日記が書きたくなる。
日記というか、想う事、考えている事を、文字にしたくなるらしい。
リセットされるこの瞬間に、頭の中の言葉をアウトプットしたくなるんですね、多分。
それができたら、リセット完了。
またスッキリとこれからの時間を迎えられる。
最高な満月の夜の過ごし方だと思う。

今日手にした本は、エリック.カールの絵だけの絵本。
そこから感じ取るは、あたたかさだったり、悲しみだったり、読む人の自由。
こういうものが妙に好き。
文字が並ぶと一個の意味をすくわなきゃで、みんながどう理解するかを、足りない脳で必死に追いかけるだけになってしまう。
私は読書が下手なのだ。
読書をしてる人を眺める方がよっぽど好きなくらい。

そんな私が、閉店まで読みふけった本が、題名は忘れたが著者の体験したトルコ旅行記。
活字ギッシリの単行本にもかかわらず、私はまだ見ぬトルコの地を鮮明に頭に描いて旅行した。
バックパッカー気取りで旅行していた時の思いが蘇って、本棚の奥のソファで一人、一期一会の醍醐味を味わっていたのです。

そうすると、頭ん中はやっぱり本からずれていく。
私は幼少期から引越しを繰り返し、「さようなら」はひどく慣れたもんで、
「はじめまして」の瞬間から、後に別れがあることをがきんちょの時から分かっていたりした。
だから、無理に仲良くはならない。
そして、別れの時には、無理に惜しまない、冷たく見られてしまう人。
何故別れを惜しまないかって、とってもラッキーなことに、忘れられない大事な人には、また巡り巡って再会と言うのを何度も体験したから!
無駄に繋がらなくても、肝心なときに自然とそうなる。
その感じが、私にはしっくりくるのです。
だから、人との関わり方がちょいと素っ気ない様に見られてしまうんだな。
というのが、割りと悩みどころだったりもして。

でもイイや。人生一期一会。
さよならが必ずあって、だけど会いたい人にはまた会える。
どう見られたって、この人生歩んでたら、こうなったんだ。
ほっといておくれ。

あぁ、するする紐が解けたような。
こうしてまた、満月の夜にリセットされて、満たされる。

夜風の吹かれて家路に着く感じが、また、いいのです。

満月カフェ、ありがとうございました。
また、次の満月まで、さようなら!